IQの目的 2021.10.22 IQ(Installation Qualification)は初期の適格性評価で、構造設備等が必要とされ期待されたサービス内容を持つことの確認をおこなうことである。日本語では、据付時適格性評価と呼ばれる。PIC/S GMP Annex 15のIQ定義は下記の通りである。据付時適格性
PIC/Sデータインテグリティガイダンス発効(その4) 2021.10.08 一般的なデータの整合性の原則と有効化医薬品品質システム(PQS)は、APIと医薬品のライフサイクルのさまざまな段階を通じて実施されるべきであり、科学とリスクベースのアプローチの使用を奨励すべきである。査察官が、意思決定に十分な情報が提供され、情報が信頼できるものであることを確認するためには
バリデーション責任者の責任について 2021.10.06 2021年4月28日 厚生労働省は「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令の一部を改正する省令」(令和3年厚生労働省令第90号、以下「改正GMP省令」という。)を公布した。改正GMP省令は、2021年8月1日から施行された。また、厚生労働省は2021年4月28日付で改正GMP
リモート査察について 2021.10.04 リモート査察について2021年09月27日付のPTJにPMDAによる遠隔調査に関する記事が掲載された。本記事のポイントは以下の通りだ。PMDAはGMP調査に関しては引き続き実地調査を重視 ⇒不正の検知やデータインテグリティについて掘り下げた調査は困難であるため遠隔調査はあ
滅菌バリデーションの要点 2021.09.27 お役立ち動画https://www.youtube.com/watch?v=tlQ-DUZVW0o&t=1s関連商品[blogcard url="https://ecompliance.co.jp/SHOP/O074.html" title="
滅菌の基本知識 2021.09.27 お役立ち動画https://www.youtube.com/watch?v=r0Xir80x7Lk&t=14s関連商品[blogcard url="https://ecompliance.co.jp/SHOP/O074.html" title=
無菌試験の限界 2021.09.27 滅菌バリデーションの考え方の誕生滅菌バリデーションの考え方は、1970年代に米国で発生した大容量注射剤に起因する薬害死亡事故が契機となっている。問題の注射剤は製造工程で滅菌処理され、出荷試験時には無菌試験に適合していた。メーカーは試験適合を確認して出荷したが、この製品を投与された患者が死亡する事
ハインリッヒの法則 2021.09.10 ハインリッヒの法則筆者がCAPA(是正処置・予防処置)に関するセミナーを実施する際にしばしば「どのような品質問題に関してCAPAを実施するべきか」という質問を受けることがある。その回答は、再発防止を行わなければならない事象である。CAPAの目的は、改善すなわち再発防止である。したが
PIC/Sデータインテグリティガイダンス発効(その3) 2021.09.06 データの重要性(Data criticality)データの影響を決定する重要性が異なる場合があり、データが決定に与える影響も異なる場合がある。 データの重要性に関して考慮すべき点は次のとおりである。データはどの決定に影響するか?例:倉庫の清掃記録に比べて、出荷判定(出荷承認)は重