Self Inspectionとデータインテグリティに関する規制当局の期待 2019.02.26 英国医薬品庁(MHRA)は、ホームページで「MHRA expectation regarding self inspection and data integrity」という記事を掲載している。この記事の中で、MHRAは、製薬企業は自己点検の重要性を見直し、データインテグリティやト
データにおける動的電子記録と静的電子記録について 2019.02.26 生データとは生データの定義はFDAのGLP規則である21 CFR Part58.3(k)に記載がある。"生データ"とは、実験室内のワークシート記録書、覚え書き、注意書き、またはその正確なコピーをいい、これは非臨床試験の原観察結果およびその業務についての成績であり、この試
生データにおけるプライマリな記録とバックアップ記録について 2019.02.26 プライマリな記録とは、複数の方法でデータが同時に収集されまたは保管されており、それらが不整合となった場合に優先とする記録のことである。例えば、電子温湿度管理モニタリングシステムを導入している場合、万が一の故障に備えて、バックアップ用に記録紙に記録する温湿度記録計を設置しているとしよう。この場合、電
ALCOAについて 2019.02.26 最近、製薬業界ではデータインテグリティに関する関心が高まっている。昨今の査察では、データインテグリティに絡んでのWarning Letterが多くなってきているためである。ともするとデータインテグリティは電子記録にフォーカスされがちであるが、その要件は、手書き(紙)および電子によるデータの両方に等
改ざんとは 2019.02.26 改ざんとは昨今、当局における改ざんの問題が世間をにぎわしている。しかしながら「改ざん」の定義について正確に理解されていないケースが多い。「改ざん」は悪意のある不正行為であると理解している人が多いようである。実はそうではない。「改ざん」は、文書、記録等の全部又は一部が、本来な
データインテグリティについて 2019.02.26 データインテグリティについて製薬業界においては、大掛かりな製造記録や品質試験記録の改ざん事件が後を絶たず、規制当局にとっても患者の安全性を確保するために査察を強化しなければならなくなっている。紙媒体であれ、電子記録であれ、記録(データ)や文書の信頼性を担保することは極めて重要だ。
パブリックコメントの回答 2019.02.12 別添医薬品等の承認又は許可に関する電磁的記録・電子署名利用のための指針(案)についてNo.章番号意見当省の考え方類似件13.適用範囲本指針の適用範囲を明確にすべき。本指針は、薬事法が適用される医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器に関
21 CFR Part 11査察の動向と留意点 2019.02.12 Part11は、もともと1990年代の初頭に電子署名(ペーパレスシステム)への認識始まり、産業界からの要請によって、FDAが指針を示すことから始まった。しかしながらFDAが1994年8月に示したPart11のドラフトルールは、業界の期待したものとは大きく異なっており、FDAと業界との間で軋轢が生ま